芸術と蛇。

美学と心理学と神経科学。それと少しのPythonやってます。

禁煙と本

禁煙しました。

特に理由はないのですが、ふとやめてみようとおもいました。

きついのは最初だけ。

吸いたい時もあるけれど、最近は慣れて平気になってきました。

 

煙草をやめると、すごくひまになります。

お風呂あがりとか、お皿を洗ったあととか。

禁煙したての時は喫煙欲求との闘いで余裕がなかったのですが、禁煙に慣れてくるとぽっかりと空いた時間がひまでひまで何しようかと悩みます。

 

話は変わりますが、私は本が読めませんでした。

文字が読めないということではなく、活字が苦手というか。

要するに活字体力みたいなのがないタイプの人間でした。

読書に対する静止摩擦力も動摩擦力もどちらも高い人間です。

 

ある日の風呂あがり、手持ち無沙汰にしていると、ふと昔買ったけど読んでいなかった本を思い出しました。

まぁ、暇だし読んでみるかと。

結論から言うと、とても面白かったです。

 

それ以降、本が読めるようになりました。

それどころか、活字中毒みたいになってます。

毎晩文庫本を1冊読まないと眠れなくなっています。まだ4日目くらいだけど。

いつまで続くのでしょう。

 

 

さて、その買ったけど読んでいなかった本、というのは恒川光太郎さんの「夜市」という本でした。

その本に収められている、風の古道という短編の物語。これがとても不思議でふわふわしていて。トトロのような、千と千尋のような。我々の世界とは少しずれた世界に迷い込む、というお話なのですが、それがとても面白かった。語彙力の問題からこれ以上感想は書きませんが。

 

で、それ以降彼の本をいろいろ読んでいます。

しかし、本には限りがあるもので。

同じ作家さんを追いかけていると、そのうち弾切れを起こします。

僕が読むスピードのほうが、彼が書くスピードよりも速いからです。

 

なので、恒川光太郎さんのような幻想的で少し不思議な世界を描く作家さん、もしくはプロットの本を探しています。

なにかおすすめがありましたら教えてください。