芸術と蛇。

美学と心理学と神経科学。それと少しのPythonやってます。

読書記録

毎夜、本をよんでます。

変わらず恒川光太郎さんにはまっています。

 

彼の本では、夜市、草祭、私はフーイーがとても良かった。南の子供もいい。

あくまで怪異譚というか、異界譚なので、謎が解けないところがいいですね。

どこまでが夢で、どこまでが現実かぼやけてるのが好きなのかも。

 

不思議なことがあった。おしまい。

ある種の潔さがとてもすき。

 

謎が解かれてしまうと、怪異は物理現象になってしまうので、謎は謎のままというふわふわした感じがとてもすき。異界の理は、現世の理とは違うのです。

 

気分転換に他の作者を読もうと、恩田陸の「麦の海に沈む果実」をよみました。

結末以外は良かったかな。結末はどちらかにして欲しかった。謎のままにするのか、種明かしをするのか。中途半端な気がしたな。

とはいえ、全体的に楽しめました。

 

読書の記録でした。